JBAN.jpインタビュー#6今田さんのインタビューいかがでしたでしょうか? 次回は国内のみならず
世界でも活躍しているバルーンパフォーマーのSyanさんにインタビューを予定しております!お楽しみに。
今田千晴
宮城県仙台市在「Balloon Conchelu」代表。
オーダーメイドのバルーンギフトやバルーンスタンドを得意とする。
JBAN主催全国統一バルーンホビーコースでは2015年秋の東北会場講師を務める。
生徒からの素朴な質問に対してもわかりやすく楽しいクラスだったと好評。
ショップのみならずイベントやウエディングのバルーン装飾など仙台を拠点に精力的に活動中!
JBAN会員(東北地域)
プロフィール
仙台市にあるバルーンショップ&アトリエ「Balloon Conchelu」の今田千晴さん。
今田さんがお客様のご要望を丁寧に汲み取って作る可愛らしい作品は、みんなを笑顔にする力を持っています。
JBAN主催の「2016年度秋期全国統一スクールバルーンホビーコース」では、東北地区の講師を務めていただきました。
講師経験を通じて感じたことや、普段バルーンのお仕事をする上で、大切にしていることを伺いました。
- 事務局 バルーンアートを始めたきっかけは何ですか?
- 今田 実は昔ウエディングプランナーに憧れていて、高校卒業後はブライダル系の専門学校へ進みました。
その中で同じクラスの友人が、学校で人前式(※1)を挙げたんです。
その時、私の担当が会場装飾で、バルーンアーチを作ったのが、
バルーンを初めて意識したきっかけだったと思います。
作り方も何もわからず、今考えると恐ろしい程に奇天烈なアーチなのですが、
友人に喜んでほしくてただただ夢中で作りましたね。
その後、プランナーよりも『演出』の仕事に魅せられてしまい、生花店やバルーン演出を手掛ける会社で、
ブライダル装花、ルミファンタジア(※2)、バルーン演出などを3年間学びました。
- 事務局 バルーンをビジネスとしてはじめた理由は何ですか?
また、現在ショップをお持ちですが、ショップを開店させるまでの経緯を教えてください。 - 今田 掛け持ちでバイトをしながらバルーンも続けていたのですが、
私にできることはバルーンリリース用のバルーンを膨らませる作業くらいでした。
そんな時、仙台駅前の商業施設がOPENし、Tバルーン(※3)を沢山使った
過去に経験のない量の装飾に携わることができました。
その時の感動や達成感がものすごくて、どう進もうか迷っていた気持ちが吹き飛んだのを覚えています。
やっぱりバルーンの仕事がしたい!そう思った時に、
ご縁があって【有限会社バルーン・スケッチ】を紹介していただき、
2009年に仙台支店へ入社することができました。
それからは、より専門的にギフトからデコレーションまで様々な分野の仕事をすることができました。
また6年間の勤務の中でバルーンスタンドセミナーの講師を何度も経験させていただいたことも、
今の自分の糧になっていると思います。
その後、自分のバルーンショップ・アトリエを持ちたい!と思い
2015年にBalloon Concheluとして独立し、2016年に仙台市内にショップと工房を兼ねた
Balloon shop & Atelier Balloon Concheluをオープンすることができ、現在に至ります。
- 事務局 普段お仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
- 今田 一番はヒアリングですね。
ギフトでもデコレーションでも、依頼していただいた方の想いや、
イメージを自分の中にきちんと落として、その想いをバルーンで表現できるよう心がけています。
独立するときに決めたスローガンは
「Balloon Concheluはあなたの想いを形にします 誰かを想う気持ちをバルーンと一緒に届けます」です。
- 事務局 このお仕事をしていて、印象的だった出来事は何ですか?
- 今田 印象的だったのは、東日本大震災の時ですね。
自分達は無事だったのですが、震災の影響でその時の結婚式やイベントの仕事が全部無くなってしまい、
この先どうなるんだろうと不安でいっぱいだった時に、より被害の大きかった沿岸部の避難所へ行き、
ボランティアで子供達へグリーティングを行う機会がありました。
親子で参加された方が多かったのですが、大人の方は皆表情が硬く言葉も少なく、
まだ私なんかが来るべきではなかったのかなと思う程でした。
でも楽しみに待っていてくれる子供達へ、目の前で犬や剣などを作ってどんどん配りました。
カラフルなバルーンをもらった子供達は笑いながら遊びだしたのですが、
その様子を見て今度はお母さん達も笑ってくれて、
そしてさらに、そんなお母さん達を見て子供達がもっと楽しそうに笑いだしたんです。
その笑顔の連鎖が本当に嬉しくて、バルーンでできることがまだまだあるんだと、
逆に自分が励まされてしまった出来事でした。
- 事務局 このお仕事の好きなところはどのようなところですか?
- 今田 自分の表現したもので、沢山の「笑顔」に出会えるところですかね。
仕込みが終わらなくて徹夜になったり、疲れたりしても、バルーンで何かを作っている時は、
頭の中に完成図とそれを見た人の反応が浮かんできて、自分が一番ワクワクしてしまいます。
そうやって作ったものを喜んだり、驚いたり、
楽しい思い出の1コマにしてもらえるのはすごく幸せなことだと思います。
- 事務局 2015年秋期全国統一スクールバルーンホビーコースでは、
東北会場の講師を務めていただきましたが、講師をされていかがでしたか? - 今田 仙台・東北のバルーンアートを学びたい方の声がダイレクトに聞くことができたのが、
とても勉強になりました。
バルーンの素材のことから詳しく学べる内容になっているので、
受講された方の小さな疑問でも、お話ししながら楽しく進めることができました。
教える際は、バルーンアートは自由に形を表現できることが楽しみでもあるので、
膨らませる長さやサイズなど、あまり枠にとらわれすぎないように
柔軟に楽しく挑戦してもらえるように心がけました。
事前講習や、レジュメなどのサポートがきめ細やかにしていただいたので、
とくに大変なことはなかったと思います。
印象的だったのは、スクールや学ぶ場所を探している方がとても多かったことに驚きました。
スクール後も受講された生徒さんと、新たなレッスンやバルーンの販売など沢山のご縁をいただき感謝しております。
- 事務局 JBAN関連になりますが、次回JBANコンベンション21stは東北で開催されますね!
意気込みや思いをお聞かせください。 - 今田 東北初開催のJBANコンベンション!
日本最大級のバルーンイベントが今年は岩手県盛岡市で開催されます!!
バルーンアーティストの方はもちろん、一般の方にも楽しんでいただけます!!
東北らしい新しいJBANを私も実行委員として盛り上げていきますので、
8月28~30日は是非皆さん岩手にお越しくださいませ(^^)/(^^)/(^^)お待ちしております!!
- 事務局 ありがとうございます!
それでは、最後に、現在そしてこれからで何かPRされたいことがありましたらどうぞ! - 今田 お陰様で2017年1月27日にBalloon Concheluのショップ&アトリエは1周年を迎えました!
どんなに小さなものでも、贈る方の想いを乗せた世界に一つだけのギフトを作りますので、
ぜひ皆さま遊びに来てください(^^♪
感動や達成感がものすごくて、
どう進もうか迷っていた気持ちが吹き飛んだのを覚えています。
Balloon Concheluはあなたの想いを形にします
誰かを想う気持ちをバルーンと一緒に届けます
震災の影響でその時の結婚式やイベントの仕事が全部無くなってしまい、
この先どうなってしまうんだろうと不安でいっぱいだった。
バルーンで何かを作っている時は、頭の中に完成図と
それを見た人の反応が浮かんできて、自分が一番ワクワクしてしまいます
スクール後も受講された生徒さんと、
新たなレッスンやバルーンの販売など沢山のご縁をいただき感謝しております
(※1)人前式:結婚の誓いを神仏に対して行う代わりに、ゲスト全員に結婚の証人となってもらうスタイルの結婚式
(※2)ルミファンタジア:特殊で透明な2種の液体をグラスに注ぎ、化学反応によって発光させる幻想的な演出
(※3)Tバルーン:風船の種類の名称
ショップ概要
Shop&Atelier Balloon Conchelu〒980-0805
宮城県仙台市青葉区大手町6-26 1F西
TEL 022-796-9056
FAX 022-796-9057
http://ameblo.jp/balloonconchelu/
得意分野:オーダーメイドバルーンギフト、バルーン装飾
JBAN会員(東北地域)
【インタビューしてほしい方大募集!】
「この人にぜひインタビューをしてほしい!」というご意見を募集しております。
ご意見は下記、JBAN事務局までお気軽にお寄せください。お待ちしております。
<JBAN事務局>
TEL:03-5753-8363
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