JBAN.jpインタビュー#10蓮華ちゃんだいさんのインタビューいかがでしたでしょうか?
					次回のインタビューもお楽しみに。
					
				

RengeBalloon 蓮華ちゃんだい
東京都八王子市在住。2005年、山下隆章とお笑いコンビ【蓮華】を結成、2006年デビュー。
						お笑い芸人として活動する傍ら2011年に風船芸人松下笑一に師事しバルーンアートを始める。
						2015年バルーンパフォーマンス全国大会にて優勝。現在は年間400ステージを超える
						バルーンショーを行っている。JBANコンベンションにおいてはJBAN 20th記念式典特別ゲストとして出演。
						東北初のJBAN21thではJBANコラボスペシャルパフォーマーとして出演する。
						2016年エミリーズバルーンアートビジネススクール卒業。2017年CBA取得。JBAN会員(関東地域)
プロフィール
お笑いコンビ「蓮華」で笑い+バルーンで人気を博しているちゃんだいさん。
				お笑いの舞台だけでなく、バルーンコンテスト(ラージスカラプチャー部門)のチームにも積極的に参加されており、
				「人との繋がり」や「出会い」を大切にされているアーティストでもあります。
				そんなちゃんだいさんにお笑いについて、バルーンの魅力、人との縁についてインタビューさせていただきました!
				どうぞお楽しみください。
- 事務局 なぜお笑いをはじめたのですか?
- ちゃんだい 大学3年の終わりくらいから、周りの就職活動に流されるように
 漠然と自分のやりたいことを考えたんですよね。
 そうしたらやりたいことが見つからないという典型的なダメな若者でした(笑)
 当時一番仲の良かった友人が今の相方、山下です。
 山下はコテコテの関西人で、子どもの頃から芸人を志しているやつでした。
 事務所に入って相方を探す、というので「こいつ面白いし売れそうだなぁ」と思い、
 それなら俺とやろうよと僕から声をかけたのがきっかけです(笑)
 それまで漫才もほとんど見たことがありませんでした。
 スタートは極めて不純で浅い動機によるものです(笑)
- 事務局 バルーンアートをはじめたきっかけは何ですか?
- ちゃんだい すべてのきっかけは風船芸人松下笑一さん(※1)のショーを拝見した時からです。
 当時芸人としてデビューして6年目とかだと思いますが、月に数回のライブと何本かの営業、
 それ以外はほとんどをアルバイトの時間に費やしていました。
 芸人を続けていくにあたり、何か特技を身につけたいと思っていた最中、松下さんのショーに出会いました。
 公私ともにお世話になっている、僕にとってとても大切な師匠です。
- 事務局 そんな松下さんに影響を受けたちゃんだいさんですが、
 コンビのお笑いになぜバルーンを取り入れようと思ったのですか?
- ちゃんだい そんな浅い動機で始めた芸人生活ですが、やっぱり全然売れないんですよ!(笑)
 すぐ売れると思ったのに!(苦笑)
 相方の書くネタは面白いし、僕は自信満々な訳ですが、この世界に入ったら他のみんなも面白いんですよ。
 面白い人たちが何百、何千といるわけです。その中で抜きんでなきゃいけない、
 自分たちにしかできないことをやりたい、形式にとらわれずにとにかく目の前にいる人を笑わせたい、
 ウケたい、そんな感情が渦巻いていく中バルーンに出会い、お笑いバルーンショーと風船漫才を作りました。
- 事務局 そんなお笑いの中にバルーンを取り入れてのステージで、
 ヤってしまった(すべってしまった)ことは何ですか?
- ちゃんだい 捻ってる最中に落とすとか、ミスして割るとかは技術不足でもちろんしますよ!(笑)
 元々のネタでの失敗というと、バルーンのもつ根本的なイメージにそぐわないことは
 しちゃいけないなぁと感じることがあります。
 やっぱり「かわいい、きれい、ポップ」などというバルーンのイメージがあるわけで、
 それと真逆の生々しいホラー要素や、残酷な表現などは、バルーンを使わない普通のネタの時に比べて、
 より嫌がられる印象ですね(笑) 可愛いキャラのバルーンを顔だけわざと破裂させたり、
 血のりをつけてみたり、あとはここでは書きにくいこともたくさん試してきました(笑)
 大切なのはラインですよね。ぎりぎりウケるラインを試行錯誤していく繰り返しかなと思ってます。
- 事務局 そんな試行錯誤があっての、最後まで目が離せない面白いステージになるのですね!
 ではバルーンを始めた頃と現在とではお仕事の環境、
 またはバルーンに対するお客さんの反応に何か変化はありましたか?
- ちゃんだい 松下さんの指導のもと、お笑い芸人でバルーンを始める方が僕を含めとても増えました。
 先輩も後輩もそれぞれ面白いと思うことが十人十色であるので、
 どんどんバルーンを使った新しいネタが増えています。
 僕たち芸人は他の人と同じだったり似ていることをするのを極端に嫌がりますから。
 バルーンを披露したりプレゼントするだけでもお客さんはきっと喜んでくれます。
 バルーンを始めた当初は完全に勘違いしましたね(笑)
 僕みたいなバルーン始めたての下手くそがショーをやっても盛り上がるんです。
 みんなバルーンが好きだし、バルーンが欲しいから。バルーンは魅力的すぎるんですよ(笑)
 相方がそれを見て言うわけです、「盛り上がってるけど、全然ウケてへんよ」と。
 
 そこからお笑いという切り口でバルーンをどう扱ってやろうか、
 芸人でなきゃ扱えないバルーンを作ってやろうとコンビで考えました。
 他の人と比べてではなく、自分たちが一番面白いショーをしているという自負がありますし、
 お客さんもバルーンショーではなくお笑いのネタとして見てくれるようになったと感じます。
- 事務局 普段仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
- ちゃんだい とにかく頂いたご縁に感謝しています。
 師匠の松下さん始め、バルーンを扱うようになって僕が影響を頂いた方はたくさんいらっしゃいます。
 ツイストバルーンの技法や考え方、扱い方に関しては、以前のインタビューでも登場されていましたが
 バルーンパフォーマーSyanさんの影響を強く受けています。
 またエミリーズバルーンアートビジネススクールの受講、CBA受験など、
 バルーンデコレーションを真剣に学びたいと思ったのは、
 BalloonMessengerの長澤義浩さんのお仕事を拝見したからです。
 
 JBANコンベンション18th、19thではラージスカラプチャー部門のチームに
 参加させて頂き、そこでバルーン作品には無限の可能性があり、
 その可能性を引き出す「人」を最も大切にされている現場マネジメントに触れさせて頂きました。
 芸人なのにバルーンデコレーションを勉強していることに対して
 いろんな方に疑問に思われることもありますが(笑)、
 すべてのきっかけは長澤さんのお仕事に感動したからです。
 もちろん他にも多数いらっしゃいますが、ここでは割愛させて頂きます。
 
 僕が今までご指導を頂いた方々に共通することは、
 すべて出し惜しみなく教えて下さることです。
 真剣に立ち向かわなければ抱えきれないほどの情熱を注いで下さいます。
 きっとそれは僕だからという理由ではなく、
 全員がバルーンに対して真剣に取り組まれているからだと感じています。
 僕自身は、誰に影響を受けたとかいうことを公言することにあまり抵抗を感じません。
 影響を受けていると公言するからには中途半端に模倣するのではなく、
 とことん学んで、自分なりのアウトプットが出来るまで追求しようと思っています。
 それが恩返しになるのではないかと勝手に信じています。
 
 JBANにはそういった世代間、異業種間の交流や切磋琢磨の場であることを望みますし、
 JBANの発展がバルーン業界の発展につながると考えています。
 あとは、面白いことは何を削っても優先してやろう、ということですかね。
 芸人だから言っておかなきゃという感じがするかもですけど(笑)
 ですので、このインタビューで全然ボケていない事だけは、ご容赦を頂きたいです(笑)
 
  
 
 
- 事務局 このお仕事の好きなところはどのようなところですか?
- ちゃんだい 自分が面白いと思う事を一番表現しやすいのがバルーンです。
 そのバルーンにずっと触れていられる今の仕事は僕にとって最高の環境です。
 あとは芸人さんでもパフォーマーさんでもデコレーターさんでも、
 一芸を極めている方はカッコいいなと思います。
 そんな方がたくさんいらっしゃる業界ですし、僕もそうなっていきたいと思います。
- 事務局 このお仕事をしていて、印象的だった出来事は何ですか?
- ちゃんだい 大会やコンテストなど、印象に残っているイベントもたくさんありますが、
 一番印象的なのは才能あふれる方々との出会いだと感じています。
 そしてその方々の作品を拝見したり、お話をさせて頂く時に強い衝撃や感動を受けます。
 JBANコンベンションのラージ部門のチームでもご一緒させて頂いた、
 Balloonmilk長田妃沙子さんの作品は、僕みたいなおじさんが見ても
 「かわいい!」と感動してしまいますし(笑)、
 なんでも相談させてもらえる先輩であり友人です。
 
 Balloon Artist NOZOMIさんにはデコレーションの現場にアシスタントで参加させて頂いております。
 彼女の作品は高い技術はもちろん、僕には想像も出来ないような配色や技法を
 取り入れられておりますので、常に勉強をさせて頂いている仲間です。
 そして何より松下笑一さんの主宰されている
 「吉本風船クラブ」の先輩方や後輩のみなさんには常に触発を受けています。
 とにかくバルーンを使って面白いことをするぞ!という人たちの集まりです。
 定期的にライブもやっていますので是非見に来て下さい(笑)
- 事務局 JBANコンベンション21st in 東北(※2)のイベントでは、
 東北の観客を笑いの渦に巻き込んで大好評だったと伺いましたが、
 裏話やステージにあがる際の秘話などお聞かせ下さい。
- ちゃんだい 東北でのJBANコンベンションは本当に印象に強く残る大会でした!
 余裕をもって会場入りしたかったのですが、前日に仕事が入っており、
 当日リハ、そのまま本番というスケジュールになってしまいました。
 Windship松村さん始め、スタッフの方にサポートして頂き、本番を終えることが出来ました。
 JBANコラボパフォーマンスですから、とにかく普段出来ないことを全部やってやろうと意気込んでいました!
 普段出来ない事、即ち「人員」と「お金」と「仕込み」がかかることです(笑)
 最初ネタを作って、相方とも「まぁ案としては書いておくけどさすがにこれは無理だろうな」と
 話していたような内容も、まさかのすべてOK!(笑)
 スタッフさんのプロフェッショナル精神に感動し、
 それと共に自分たちで考えちゃったからこりゃすべる訳にいかないと、ちょっと緊張しました(笑)
 
 当日はバルーン関係者のみの観覧という事も聞いておりましたので、
 非常に内輪的なネタもあったかと思いますが、目の前にいる人を笑わせたい精神に基づくネタですので
 どうかご容赦頂ければと思ってます(笑)
 
 当日の演目は【空っぽのエアロバルーン】【キャノン砲プードル】【照明で見えない】
 【風船漫才&ショー】【無駄スパークバルーン】でした。
 予算的に再演はありませんので、見た方は思い出して下さい、見てない方は想像して下さい(笑)
 終了後にたくさんの方から面白かったと言って頂けて、
 本当にパフォーマンスさせて頂けて良かったなと思いました。
 当日会場入りするのに深夜バスで東京から盛岡に向かっている最中、
 バスが壁に接触事故を起こしてバスを乗り換える羽目になったのも、すべてよき思い出です(笑)
 
  
 
 
- 事務局 ちゃんだいさん、普段聞けないような舞台裏の話までありがとうございました。
 最後に、現在、または今後の活動で何かPRされたいことがありましたらどうぞ!
- ちゃんだい ライブの告知をさせて下さい!
 
 【よしもとバルーンライブin福岡】
 【出演】松下笑一、キャプテン・ザコ、蓮華(敬称略)
 【日時】2018年2月3日(土)17:00開演 2月4日(日)15:00開演
 【会場】ビブレホール(福岡県福岡市中央区天神1丁目11−1 天神ビブレ 8F)
 【料金】前売2000円 当日2500円
 【販売】チケットよしもと 0570-550-100(Yコード:505422)
 【発券・直接購入】ファミリーマートhttp://ticket.yoshimoto.co.jp
 
  
 
 蓮華のライブやイベントの出演情報はTwitterやFacebookなどSNS上で行っております!
 是非ご覧ください!
- 事務局 その他、みなさんにお伝え足りない事あればどうぞ
- ちゃんだい 僕のインタビューでこんな長文いりました?(笑)
 読んで下さった方ありがとうございました!
 バルーン好きな人はみんな友達になれると思ってるので、相方共々これからもよろしくお願いします!
大切なのはラインですよね。
					ぎりぎりウケるラインを試行錯誤していく繰り返しかなと思ってます。
みんなバルーンが好きだし、バルーンが欲しいから。
					バルーンは魅力的すぎるんですよ(笑)
僕が今までご指導を頂いた方々に共通することは、
					すべて出し惜しみなく教えて下さること。
					それはバルーンに対して真剣に取り組まれているから。
この仕事の印象的なのは、才能あふれる方々との出会い。
					強い衝撃や感動を受けます。
(※1) 松下笑一さん:吉本興業所属。風船漫談パフォーマー。
吉本風船クラブを立ち上げ、芸人への風船指導も行っている。
(※2) JBANコンベンション in 東北:JBANが毎年開催している日本最大のバルーンイベント。
21回目となった2017年コンベンションは東北・盛岡で開催された。
RengeBalloon
					蓮華ちゃんだい
Twitter ID: @changdie
Instagram ID:@rengeballoon
Facebookページ: https://www.facebook.com/renge.official/
得意分野:お笑い、バルーンパフォーマンス、デコレーション
JBAN会員(関東地域)
【インタビューしてほしい方大募集!】
				「この人にぜひインタビューをしてほしい!」というご意見を募集しております。
				ご意見は下記、JBAN事務局までお気軽にお寄せください。お待ちしております。
				<JBAN事務局>
				TEL:03-5753-8363
				Mail:info@jban.jp





















