JBAN.jpインタビュー#12 松田未来さんのインタビューいかがでしたでしょうか?
次回のインタビューもお楽しみに。
株式会社シズオカ録音企画 松田未来
静岡県静岡市「風船工房 未来」代表取締役。
1997年バルーンアートビジネススクールを受講。受講後すぐ自宅で結婚式装飾の仕事を細々やっていたが、
個人のお客様のお問い合わせが増え2011年にショップ「風船工房 未来」をオープン。
今年の9月1日で7周年を迎えます。バルーンだけでなく、婚礼やイベントの司会、音響もと幅広くご活躍中!
JBAN会員(中部地域)
プロフィール
1997年今ほどインターネットが普及していない時代・・結婚式場で司会業をされていた松田さん。
他に出来ることはないかと探し、運命的にバルーンアートビジネススクールと出会い受講。第3期生で卒業されました。
2011年にショップをオープンし、バルーンだけでなく婚礼やイベントの司会、音響まで松田さんの活動範囲は幅広い。
美味しいものを食べることとたくさんのアーティストさんとの情報交流が原動力の源!と伺いました。
それではどうぞお楽しみください。
- 事務局 バルーンを始めたきっかけは何ですか?
- 松田 母が結婚式の司会者を抱えて仕事をしており、
自分も短大卒業から司会をやり始めました。
その中で、せっかく結婚式場さんとのお付き合いがあるのだから、
何か他に出来る事はないか?と考え、調べた中で、エミリーのセミナーに辿り着きました。
※今ほどインターネットが普及していた訳ではなかったあの時代に、
どうやってそこに辿り着いたのか、どんなに思い出そうとしても思い出せません。
- 事務局 数ある結婚式の演出の中でバルーンを選んだ理由は何ですか?
- 松田 その頃、装飾はお花。演出はキャンドルやスモークが主流だったと思います。
その中で、誰もやっていない事をやりたかった。
エミリーのセミナーを見つけた時、『これだっ!』と思いました。
自分から親にあれをやりたい、これを買って欲しい等おねだりする事は一度もなく、
初めて、このセミナーを受けたいからお金を出して欲しい。とお願いしました。
後にも先にも、親におねだりしたのはこの時だけ。
本来なら自分のお金で受講がのぞましいと思うのですが、
その当時の私には4日間の受講料は大金でした。
- 事務局 静岡市内唯一のバルーンショップ「風船工房 未来」を経営されておりますが、
ショップの売りや得意分野は何ですか? - 松田 ギフトに関しては、決まった形は作らず、
全てお客様のご希望、イメージに合わせオリジナルでお作りしています。
スタッフの個性も活かしながら制作しております。
お客様のご希望を上手に聞きだし、形にしていく。
仕事をする上でオリジナル性を大事にしています。
通常のバルーンのイメージとは違った組み合わせで、
他にはないアレンジをお作りするのを心がけていて、
依頼いただいた方、もらった方が喜んでくれて、
そのようなお客様の笑顔を見る事ができた時にやりがいを感じます!!
- 事務局 このお仕事の好きなところ、やって良かったと感じる事は何ですか?
- 松田 一生懸命仕込んだ物が、形になった時。
デコレーションもギフトも、目にした方が、『スゴイ!』『かわいい!』と
言ってくださった時にやって良かったと感じます。
- 事務局 ご活動されている地域のバルーンの環境を教えて下さい。
- 松田 だいぶ認知はされてきているが、まだまだだと感じています。
バルーン=ツイスト作品(犬やお花、剣など)を思い浮かべる方がまだまだ多いです。 - 事務局 JBAN会員さん同士の繋がりや交流など教えて下さい。
JBAN地域のことや、その他のデコレーターさんとの繋がり等ございましたら教えて下さい。 - 松田 コンテストや作品展のチームに加えていただき、
もちろんその時にもいろんな技術を間近で見る事が出来、勉強になります。
また、『廃盤商品のこれがどうしても欲しい』『これが1枚だけ欲しい』『これってどうやったらいい?』等、
普段困った時に気軽に相談できます。
廃盤商品は、何人か集まると意外に誰かが持っていたりする事もあって・・・。
同じ静岡でも広いので、当店にお問い合わせがあったお客様で、
出張費や配送料等のことを考えると完全に予算オーバー。当店で承る事が難しい。
そんな場合には、近くの仲間に相談し、承っていただいたり、またその逆もあったり・・・。
昨年は今まで避けてきた、引き割り演出(※1) をどうしてもやらなければいけなくなり、皆に相談。
多くのアドバイスをいただき、しかもわざわざ静岡までレクチャーに来ていただいて・・。
初めての現場で、大きなステージでの4球の引き割りを無事に成功させる事ができました。
ちなみに、結婚式の物は、2球をインプレッション(※2) で使用しました。
感謝です。
- 事務局 このお仕事をしていて、印象的だった出来事は何ですか?
(嬉しかったこと、大変だったこと、驚いたことなど) - 松田 嬉しかったことは心身障害児の学校の親御さんから、
様々な障害がある子どもが、皆で同じ事をする事は難しいけれど、
持っている物を放す(握っている手を開く)という事は唯一、一緒に出来る事だから。と
毎年卒業式でリリースのご依頼をいただきます。
バルーンがそんなお手伝いが出来る事がとても嬉しいです。
ヘリウムが不足した時は本当に大変でした。
当店でも、店頭でのヘリウムタイプは販売を中止しました。
そんな時、クリスマス前に小さな男の子が、ママと一緒にご来店。
『浮いてる黄色い風船を一つください』と元気にご注文。
当店スタッフが事情を説明すると、一気に表情が暗くなり、
『ママ。無いんだって・・・。サンタさんにお手紙届けられない・・・』と・・・。
よくよくお話しを聴くと、黄色い風船にサンタさんへのお手紙を付けてお空に飛ばしたい。
ママが小さな頃も、ママのママが同じようにしてくれたとの事。
そのお話を聞いたスタッフは、『特別だよ』と一つ販売しました。
ママのママも同じ事をしてくれていたとの事ですが、
それこそその時代には今の様に簡単にはヘリウムの風船が
いつでも買えたわけではないだろうに・・・。とビックリしました。
また、その男の子は、小学校に上がる位までは毎年クリスマス前になると、
必ず『浮いてる黄色い風船を一つください』と買いに来てくれました。
このお話を絵本作家さんに依頼して、素敵な絵本を作っていただきました。
- 事務局 こんな過去の経験が役に立っている等ございますか?あったら教えて下さい。
- 松田 JBANコンテストのお手伝いに参加させていただいたり、
作品展のお手伝いをさせていただいた事がいい経験になっています。 - 事務局 また、参加された経験が役立ったことなどございましたか?あれば教えて下さい。
- 松田 新しいバルーンの使い方や技術を学ぶ事が出来た。
何もかもが勉強です。
- 事務局 バルーンのお仕事に向いている人はどんな人だと思いますか?
またこれからバルーンをお仕事にしてみたいという方にメッセージをお願いします! - 松田 このお仕事には「遊び心がある方」が向いていると思います。
例えば小さな事でも新しいアイデアを生み出せる、
細部にまで気を配る事が出来るかが重要なポイントだと思います。
またどの仕事でもいえる事だと思いますが、
バルーンは夢を売っている仕事だと思っています。
それを壊さない様に、丁寧な最後の仕上げも大切です。
もうひとつ、この仕事には「周りをよく見て気が付ける方」が向いていると思います。
特に大人数で作業する時、周りの様子を見ながら作業できる方が、
今自分がするべき事は何なのかという判断が出来るからです。 - 事務局 最後に、現在、または今後の事業で何かPRされたいことがありましたらどうぞ!
- 松田 静岡でも、もっともっとバルーンが日常に溢れ、
たくさんのワクワクと笑顔がお届け出来る様に頑張りますので、
どうぞよろしくお願いします♪
バルーンとの出会いは偶然? 必然? 運命!
一緒懸命に仕込んだ物が『スゴイ!』『かわいい!』と言って下さった時に
良かったと感じます。お客様の笑顔を見る事ができた時にやりがいを感じます!!
コンテストや作品展のチームに加えていただき
いろんな技術を間近で見る事が出来、勉強になります。
普段困った時に気軽に相談できます。感謝です。
『浮いてる黄色い風船を一つください』
JBANコンテストのお手伝いや作品展のお手伝いに参加させて
いただいた事がいい経験になっています。何もかもが勉強です。
(※1)大きいバルーンに小さいバルーンを入れ、上から降らす時に大きいバルーンを割る手法
(※2)大きいバルーンに小さいバルーンを入れ上から降らす時に大きいバルーンを遠隔操作で割る機械の名前
風船工房 未来
〒 420-0816静岡県静岡市葵区沓谷5-5-5
TEL: 0120-559-117
HP: http://www.s-rockon.jp/src/
得意分野:バルーンギフト、バルーン教室、バルーン演出など
JBAN会員(中部地域)
【インタビューしてほしい方大募集!】
「この人にぜひインタビューをしてほしい!」というご意見を募集しております。
ご意見は下記、JBAN事務局までお気軽にお寄せください。お待ちしております。
<JBAN事務局>
TEL:03-5753-8363
Mail:info@jban.jp