JBAN.jpインタビュー#18 篠田 卓さんのインタビューいかがでしたでしょうか?
次回のインタビューもお楽しみに。
有限会社IMAGINE(イマジン) ハートフラワーチャーリー 篠田 卓
人口より牛の多い町、北海道は道東の中標津町にて花とバルーンのお店「ハートフラワー・チャーリー」を経営。
会社名は有限会社イマジン。1995年にお花屋さん「ハートフラワー ・チャーリー」を起業し、
翌年にはエミリーズバルーンビジネススクールを卒業して花とバルーンのお店としてスタート。
JBANコンベンションや海外のコンテストに出場。JBANコンベンションやお花業界で講師など幅広く活躍中。
JBAN会員(北海道地域)
プロフィール
1995年にお花屋さん<ハートフラワー ・チャーリー>を起業後、翌年にエミリーズバルーンビジネススクールを卒業。
花とバルーンのお店としてスタート。バルーンやお花の業界でたくさんの生徒さんや同業者から慕われ、
とにかく楽しいイメージの篠田さんですが真面目で繊細な部分も見られました・・・。
コンテストや講師、バルーンやお花に対する正直な想いを伺い、とてもステキなお人柄に触れることができました!
どうぞお楽しみ下さい。
- 事務局 いつごろからバルーンアートを知り、ビジネスとして活動された理由は何ですか?
- 篠田 1992年大学生の頃、映画「ステラ」の「部屋いっぱいのバルーンが欲しい」のセリフとその映像がきっかけ。
こんな演出があるんだ、こんなことをしてみたいーと強烈に思った。
そして、一生忘れない記憶に残るような仕事をしたいと思い、
1995年にお花屋さん<ハートフラワー ・チャーリー>を起業し、
翌年にはエミリーズバルーンを卒業して花とバルーンのお店としてスタートさせました。
毎日が一生に一度の大切な記念日、その力添えになるための手段が花であり、バルーンアートだった。 - 事務局 屋号を「ハートフラワーCharlie(チャーリー)」に決めたのはなぜですか?
- 篠田 チャーリーは好きだった喜劇俳優「チャップリン」の愛称から。
当時お花屋さんはなんとなく敷居が高く感じられて入りづらかった。
ブルジョアの娯楽の映画を庶民に広めたのがチャップリン、
お花屋さんをもっと身近な存在、気軽に立ち寄れる場所にしたかったのでチャーリーにしました。
チャーリーだけだと何屋さんかわからないので、想いを込めたお花を届ける意味も込めて
ハートフラワー・チャーリーにしました。 - 事務局 バルーンを始めた頃と現在では花屋のお仕事の環境に何か変化はありましたか?
- 篠田 バルーンを始めた頃、3年くらいは全くバルーンが売れませんでした。
田舎ですし情報もなく、基本お花屋さんなのでバルーンを買いにくるお客様もいなかった。
2000年以降、JBANやIBAC(※1)などで入賞し、
時々TVや雑誌でバルーンアートが取り上げられるようになった頃から、
少しずつ売れ始めていきました。
ただ、それでもバルーンとお花の組み合わせはどうしても難しかった。
この10年くらい前から、やっと花とバルーンの調和が取れる方法を見つけ、
現在ではほぼ毎日のようにバルーンが売れています。
人口より牛の方が多い町ですが、中標津町の人達は「風船」とは呼ばず、
皆さん「バルーン」と呼んでくれています。
- 事務局 最近ではたくさんのお花屋さんがバルーンを扱い始めておりますが、
お花×バルーンの良い所(もしあまり良くない所もあれば)とはどんなところですか?
それを踏まえてアドバイスなどございましたらお聞かせください。 - 篠田 アドバイスと言うにはおこがましいですが、
実体験として「お花とバルーン」の相性は決して良いものではないと思います。
「お花屋さん」に聞けば100人中90人以上は合わないと言うと思います。
花は生き物で生命力があり、瑞々しい質感と個の環境や生い立ちがあります。
バルーンに限らず、花は無機質なものとの相性、組み合わせがとても難しいです。
ただ、「お花屋さんとバルーン」の相性は良いと思います。
純粋にお花だけ求めるお客様には好まれないかもしれませんが、
お花屋さんに訪れるお客様の半分はギフトや御礼、
喜びや感謝、何らかの形で誰かに想いを伝えたいと思って来ています。
バルーンにはその想いを伝えるチカラがありますし、
時と場所次第ではお花以上にダイレクトにメッセージを伝えてくれます。
そして、お花屋さんはその需要(お客様)の一番近くにいる存在だと思います。
お客様の用途、目的に寄り添えばこんなに心強いアイテム、組み合わせ、ショップは
なかなか存在しないと思います。
- 事務局 お花とバルーンをやってよかったと思うことは何ですか?
- 篠田 お花で感じる生命力や躍動感をバルーンに投影できたり、
バルーンで使う造形やスケール、アイデアをお花に活かすことができたり、
表現の手法や幅が広がり、それと同時に出会える仲間やお客様の幅も広がったこと。
- 事務局 今までお仕事をされて印象的だった出来事は何ですか?
- 篠田 どの仕事もとても印象的なことばかりだったけど、
JBANのスタッフへの誘いの電話が来た時は、本当に嬉しかった。
藤村さんからの電話だったのを今でも鮮明に覚えている。
どうしてもJBANスタッフになりたい、作る側の景色を見たいと思っていたから、
本当に嬉しかったし今もとても感謝している。
- 事務局 JBANコンベンションや世界の大会でコンテストに出場されたり、
JBANコンベンションのスタッフとして演出や講師をされて幅広くご尽力いただいておりますが、
作品やデザイン、セミナー内容などどういう風に考え、アイデアを出されますか? - 篠田 コンテストは本当に怖くて、恐怖でしかない。
自分の感じるものを表現して、受け入れてもらえるのかいつも不安になる。 セミナーの講師も正直不安でしかない。
ただ、優勝したいとか、100人中100人を感動させようとかは考えてはいない。
時々よぎることもあるけど、ほとんど考えない。
いつも、たった一人でいい、誰か一人でいいから震えるくらいの、
人生を変えるくらいの力になれーとは思っている。
それはお客さんや審査員に届かなくても、一緒にいるスタッフや仲間でもいい。
とにかく誰か一人に響けばいいと思っている。
そして、できれば10年経っても20年経っても色褪せないデザインや内容になれたらいいなと思っている。
ものさしは「震えるかどうか」「本質かどうか」それを見失わないように心がけています。
時々見失ってまあまあ迷子にもなります。
- 事務局 いつも明るく楽しい篠田さんですが、元気の源とは何ですか?
- 篠田 この質問大丈夫ですか?軽くイジってませんか?
「いつも明るく楽しい篠田さん」って・・・
「元気の源」って・・・
「やずややずや」か「ニンニク卵黄」くらいしか思い浮かばないんですけど・・。 - 事務局 今後、挑戦したい事や力を入れて行きたいと思っていることはございますか?
- 篠田 いつも以上に明るく楽しい篠田さんであり続けたいと思います。
- 事務局 最後に現在または今後、何かPRされたいことがありましたらどうぞ!
- 篠田 ここはにんにく健康家族♪
毎日が一生に一度の大切な記念日。
その力添えになるための手段が花であり、バルーンアートだった。
「お花とバルーン」の相性は決して良いものではない
「震えるかどうか」「本質かどうか」それを見失わないように心がけています。
時々見失ってまあまあ迷子にもなります。
※1 IBACバルーン世界大会
(International Balloon Arts CONVENTION インターナショナルバルーンアートコンベンションの略)
株式会社イマジン ハートフラワーチャーリー
https://balloonart-charlie.com/得意分野:バルーンデコレーション関係全般
(イベント装飾、演出、ギフト、アレンジメント、ウェディング)
バルーン教室講師 など
JBAN会員(北海道地域)
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