バルーン空間演出家 髙橋篤史(Rouvle)

埼玉県出身。2007年にエミリーズバルーンビジネススクールを卒業、
2008年にバルーン事業とアパレルブランドを展開するRouvleを構え、
現在は東京都中目黒に店舗兼オフィスがあり、2つのブランドの代表を務める。
『Rouvle Balloon Design(ルーヴル バルーン デザイン)』のデザイナー兼クリエイティブディレクターであり、
バルーン専門店(ブランド)『Rouvle Balloon Store(ルーヴル バルーン ストア)』経営。
クリエイティブ&ファッショナブルに活躍中。
JBAN会員(関東地域)

プロフィール

前職は原宿(裏原宿)のアパレルブランドのショップ店長&デザイナーという経歴を経てバルーン業界へ。
東京・中目黒にてRouvleを構え、デザイナー兼クリエイティブディレクターとしてご活躍中。
バルーンのブランドとして素材を洋服の生地からバルーンに変えて、洋服を製造する感覚で空間をデザインしていますと
お話されているように、バルーンがとてもスタイリッシュなアート作品のようです・・。
ハイセンスでとても素敵な髙橋さんのインタビューです。それではどうぞお楽しみください!

アパレルデザイナーからの転身!!

事務局 髙橋さんがアパレル業界からバルーン業界への経歴を教えていただけますか?
髙橋 それは今から12年前ですね。さかのぼると僕は埼玉県で生まれ育ちました。
高校の進路では、うちの高校から男子でファッションの専門学校に進路を決めた
初めの人だったそうです、担任の先生には止められましたね。(笑)
でもやっぱり夢に一歩でも近くと思ったので、周りの引き止めを無視して学校を選びました。
今となれば、思い切りの判断は今のバルーンに通ずるものがあると思っています。
当時は高校球児でしたが、スタイリストになることを夢に持ち、それでファッションの道に進みました。
専門学校在学中からスタイリストになるために調べたり、先輩や先生から紹介してもらったり、
さわり程度で少しずつ初めていましたね。
小さな仕事でもスタイリストのクレジットが載った時は、嬉しかったですね。(笑)
専門卒業後は都内で一人暮らししつつ、ラフォーレ原宿のカフェでバイトをしていました。
理由はファッションに関わる友達を作る目的です。賄いも頂けたし。(笑)
その友達から紹介で、ラフォーレ原宿から裏原宿の路面店にオープンするアパレルブランド『DOARAT』。
早速ショップ店員の募集に応募しました。
実際は、40人中1人で受かったらしく、とてもうれしかったです!
一生懸命に頑張った結果、店長〜デザイナーというエスカレーター制で昇格しましたね。
年4回展示会(3ヶ月に1回のペース)があったので、頭から煙を出すような感じで必死にデザインしていました。
自信を少しずつ自信を持ち始めたのは、色と色の組み合わせです。
それにより、売上に繋がるアイテムが増えたという事です。
今の仕事に繋がるきっかけだと思います。
ポップアートやポップなものが好きで、自然と色が好きになり独学で勉強もしていました。








後2007年にエミリーズバルーンビジネススクールを卒業、
2008年にバルーン事業とアパレルブランドを展開するRouvleを設立しました。
バルーンのブランドとしては、素材を洋服の生地からバルーンに変えて、
洋服を製造する感覚で空間をデザインしています。現在は企業案件のアパレルOEM業務も併用しています。

現在は東京中目黒に店舗兼オフィスがあり、2つのブランドの代表をしています。
企業案件のイベントにて演出をする総称ブランド『Rouvle Balloon Design(ルーヴル バルーン デザイン)』の
デザイナー兼クリエイティブディレクターであり、
バルーン専門店(ブランド)『Rouvle Balloon Store(ルーヴル バルーン ストア)』を運営しています。





事務局 どのようにバルーンアートを知って、ビジネスとしてはじめられましたか?
髙橋 30歳を迎える頃、海外に住むことやデザイナーとして他のデザインをしたいと思いを持ち始めました。
バックパッカーで北海道一周、自分を見つめ直す旅行をしました。
宿泊のホテルでネットをしつつバルーンというキーワードを検索したら、
エミリーズバルーンビジネススクールを初めて知りました。
実際、両親や専門学校の校長先生に相談してから受講を決めました。
2007年にビジネススクールを卒業して、新たにビジネスとしてスタートを切りましたね。

1960年代後半、ニューヨークの伝説のイベント『THE LOFT』がありました。
僕はディスコミュージックが好きで、レコードや時代の情報を掘り下げた時に、
『THE LOFT』を知って、それが天井を埋めてた圧巻な会場装飾、
音の振動を確認していたこともヒントとなり、仕事にしてみたいと思ったきっかけの一つですね。

アパレルブランドに在籍している時に、アパレル仲間と毎週のように渋谷、青山、恵比寿、六本木で
クラブイベントのオーガナイズやDJをしていました。
その時に、先輩が麻布十番にバルーンショップがあると教えてもらいました。
黄色を探しに訪れてみたら、(当時はスタンダードのイエローの色しか知らず、
バルーンにブラックがあるのも知らなかった)色の発色の良さ、数種類の黄色があったり、
黒がカッコいい!と思った事を覚えています。
クラブイベントの会場を文化祭的な感じで装飾したのが始まりです。(笑)


屋号は赤(ルージュ)×青(ブルー)=「Rouvle」

事務局 中目黒で素敵なショップを経営されていますが
ショップ名の由来などございましたら教えてください!
髙橋 由来は、僕が作った造語から始まりました。
デザイナー時代に定番の色以外に避けてた色の”パープル”を使用したアイテムが、
売上に繋がる商品として増えました!
それで独立のタイミングで自分のカラーにしよう!と思い、
パープルにちなんだ屋号を造語で作りましたね。





ショップ名には、ショップを付けるのが僕は好きではないのです。
感覚でいうと、タン!タン!タン!ていう響きにしたく、
現在の『Rouvle Balloon Store』という店名にしました!
それに合わせたテーマカラーをエメラルドグリーンにしましたね。
友人のデザイナーにお願いしてロゴを作って頂きました。

事務局 中目黒はおしゃれな街のイメージですが、
どのような方が来店されたり、人気なものなどございますか?
髙橋 近隣の感度の高い主婦の方、僕の友達や経営者仲間の方にもご来店頂けます。
ファッション系の方、稀に芸能人も来店して頂けますね。
友人がお店をやってたりで昔から遊んでいた街で、独立感があって好きな街です。(笑)
SNSが発達した現在では、Tバルーンにオリジナルのメッセージを入れるアイテムや
長く保つアレンジメントが人気ですね。
事務局 現在はどのような事に力を入れられてますか?
髙橋 2018年からお店で取り組んでいることは、
第一線で活躍されているフラワーアーティストの友人からドライフラワーを仕入れています。
彼のセンスが好きで、そのドライフラワーをアレンジメントに加えることで、
スタイリッシュな贈り物が仕上がります。
他の方で製作しているのを見たことないので、
当店オリジナルの商品で、とても好評を頂いています!





また、お店の新たな取り組みとして、生産者が市場に納品出来ない規格外のお花があります。
捨ててしまうか生産者の近所の方に配るしか方法がないそうです。
一生懸命に生産された方々の思いを“虎ノ門のお花屋さん”が仕入れています。
その思いに共感して、ドライフラワーにして頂き仕入れています。
これをアレンジメントに加えて商品にしています。
捨ててしまい商品にならないものを、微力ながら生産者の方に貢献したいと思っています。





また、イベントに関わることで、僕の強みは様々なもの作りが出来る事だと思います。
トートバックにシルクプリントしてワークショップを提案したり、
オリジナルのストラックアウト(※1)を製作したりと
バルーン演出とプラスαなことをやっていますので、
さらにこれからは、クリエイターの友人たちと一緒にイベントなど形を作り上げたいと思っています。





今のトレンドを知ること!日本や海外のバルーンやファッションや
色、家具のデザインや車のデザインも。
時代の情報を自分なりに取り入れる努力を心がけています。

事務局 バルーンを始めた頃と現在とではバルーンのお仕事の環境に何か変化はありましたか?
髙橋 スクールを卒業してから現在まで12年経ちますので変化はかなりあると感じています。
始めた当時は一生懸命に向き合ってても、視野が狭いので経験不足で、
結果きちんと準備が出来ていなかったこともありました。
折角のお仕事を依頼して頂いた方々にご迷惑をお掛けしてしまった事を、
今での心の中で反省しています。。。
昨年は2020年パラリンピックの演出の案件を頂いたり、新しいお客様に出会う事ができました。
当日までは不安で不安で。
その不安を減らしたいので、できる限りすべての準備・確認、何を求められているかなど、
しっかりと事前確認をする様に心掛けています。

事務局 このお仕事の好きなところはどのようなところですか?
髙橋 考えて考えて色々な方面からのデザインをまた考えて、
みんなで一生懸命に設営して終わった後“お客様に喜ばれること!”です!
それが仕事の達成感であり、素晴らしいスタッフに感謝しています。
すぐに写真を撮るパシャって音も嬉しいですね。(笑)








僕はデザインをする事や物作りが好きなので、
生地からバルーンに素材を変えたという感覚で、
バルーンで空間をデザインしたいと思っています。
実際はバルーンを好きという認識を持っていないです。

事務局 普段仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
髙橋 お仕事をご依頼頂ける方に喜んでもらうこと。
見られる方にも喜んでもらえること。
スタッフと作り上げること。
全てを意識しています。
お客様と向き合い、要望をヒヤリングする事です。
この方は何を求めているか?を先回りして考えて伝える事ですね。
あとは今のトレンドを知ることです。
日本や海外のバルーンやファッションや色、家具のデザインや車のデザインも。
何かしたら時代の情報を自分なりに取り入れる努力を心がけています。





独立して5年間くらい生活費を稼ぐためにラーメン屋で深夜アルバイト。

事務局 このお仕事をしていて、印象的だった出来事は何ですか?
髙橋 お仕事というか大変だったことは、独立して5年間くらいですね。
30歳を過ぎてから生活費を稼ぐために“一蘭“というラーメン屋で
深夜アルバイトをしていました。本当に辛かったです。(笑)
周りのスタッフはほぼ大学生で、前職のアパレルブランドのファンの方は居たりと。(笑)
その時は無我夢中で背丈以上の雑草が生い茂る中、知らない土地に身を投げ出されて、
その環境で生きていたっていう気持ちでしたね。

良かったことは、お客様のブランドがハワイにオープンするので、
現地のスタッフとスカイプで遠隔操作していましたが、
不明な点が多く不安に思ったので、ブランドロゴを印刷したバルーンを持って、
ハワイに行って設営したことですね。
現地のバルーン業者の方は、日本ではありえないやり方していたのが印象的でした。(笑)





事務局 今までで一番思い出に残る作品やイベントなどはございますか?
髙橋 いっぱいありますね。
一番として、開業後の年の2009年、六本木の商業施設でのイベントで
屋外インスタレーションとオリジナル印刷バルーンの配布を担当させて頂きました。









屋外インスタレーションは約10日間の展示ですが、
それはそれは、数回の台風が直撃、ビル風が強風。
いくら自然現象とはいえ、お客さんに事前予測情報を伝えたり、
様々な説明がきちんと出来ておらず、辛い思いをさせてしまった事。
自分も辛かった思い出があります。
いつかタイミングがあれば、
成長したことを証明したいと思う気持ちで日々過ごしています。

今でもMacはベストパートナー

事務局 過去のこんなことが今、役に立っているということはありますか?
髙橋 僕はアパレルデザイナーの時から、夜は渋谷あたりのクラブでイベントをしていました。
そこで出会う方々にご縁を頂き、仕事も繋がることもありました。
行ける時はレセプションやイベントに参加して自分を売る・繋がることを続けております。

技術面では、18年間ずっとMacを使ってデザインしてきました。
今でもMacがないと仕事になりません。
印刷の入稿の時や図面の使ってのデザインであったり、前職の仕事の延長のままです。
あとはアパレルデザイナーの時から、カラーを勉強した本や収集している洋書です。
アート、建築、家具、デザイン、音楽や自分が好きなあらゆるジャンルのものから、
今のデザインのアイディアを得ています。




事務局 これから挑戦して 行きたい事や目指している事はございますか?
髙橋 バルーンはもちろんですが、それ以外のディレクションもしたいと思っています。
スタッフや友人のクリエイターたちと一緒に形を作り上げて、
みんなで喜びを分かち合える環境に出来たらと思っています。
また、バルーンの仕事をしているからには、好きで尊敬する
コム・デ・ギャルソン、イッセイミヤケ、アンダーカバーの様な、
こだわりに抜いたブランドを目指して行きたいと思っています。
今後機会を見計らってフランスで表現したいと考えています。

NPO法人プロジェクト、スマイリングベイビーにて母と赤ちゃんの取り組みが始まるので、
バルーンで社会貢献をしたいと思っています。

事務局 最後に、現在、または今後、何かPRされたいことがありましたらどうぞ!
髙橋 これからライフスタイル的な雑貨を作りたいですね。
お店オリジナルでバルーンに因んだグッズ製作。
現場の衣装やいつかは作業バックもオリジナルで作りたいと思っています。

PRと言いますか、僕が感じていることです。様々な方々にお会いしますが、
まだまだバルーンを仕事にしていることを知らない方々が多いです。
ネット通販で失敗されたという声を聞きます。
実店舗にいらして実物に『触れて、感じて、見て』欲しいと思って、
出会う方には来店してもらうことを勧めています。


※1 的当てピッチングゲーム。四角い的の中には、さらに21cm四方の的が9つ用意されています。
1~9の的に向かってボールを投げます。 12回の挑戦でいくつの的を抜けるか競います。



Rouvle(法人化準備中)

HP: www.rouvle.com
得意分野:バルーンギフト、オリジナルバルーン制作、
     バルーンデコレーション全般(イベント、パーティ、ウエディングなど)
JBAN会員(関東地域)

JBAN.jpインタビュー#23 髙橋篤史さんのインタビューいかがでしたでしょうか?
次回のインタビューもお楽しみに。

インデックスに戻る

【インタビューしてほしい方大募集!】
「この人にぜひインタビューをしてほしい!」というご意見を募集しております。
ご意見は下記、JBAN事務局までお気軽にお寄せください。お待ちしております。
<JBAN事務局>
TEL:03-5753-8363
Mail:info@jban.jp