JBAN.jp 現場注意事項

[4]高圧ガスの取り扱いについて

[高圧ガスを扱う上での基本知識]

物質の特定/性質

単一製品・混合物の区別 単一製品
化学名 ヘリウム
成分及び含有量 ヘリウム 99.99%以上
化学式又は構造式 He
外観等 無色・無味・無臭の気体
引火点 非引火性
発火点 不燃性

危険・有害性の分類

分類の名称 高圧ガス、不燃性
有害性 窒息性(空気中の酸素温度を低下させ酸素欠乏を起こす。吸入すると窒息し死に至ることがある。)

輸送上の注意

  • ①容器は常に40℃以下に保つ。
  • ②容器には保護キャップを確実に取り付ける。
  • ③容器には転倒・転落などによる衝撃を防止する措置を講じ、かつ粗野な取扱いはしない。
  • ④車両には見やすいところに「高圧ガス」の警戒標を掲げる。
  • ⑤運送員証の携帯(各都道府県によって異なります。また、運送員証取得に関しては高圧ガス保安協会にお問い合わせください。)

様々なケースでの措置法

吸入した場合の応急措置
  • ①吸入し酸素欠乏症による意識不明に陥ったときは直ちに汚染されていない大気中に移し、
    身体を温め新鮮な空気を吸わせるか酸素吸入をおこなう、また医師の手当てを受ける。
  • ②意識を失って呼吸が停止している場合には人工呼吸を施し、医師の手当てを受ける。
火災時の措置
  • ①全ての人を危険区域から退避させる。
  • ②容器が火にさらされると内圧があがり、安全装置よりガスが噴出する危険性があるので、
    周辺の火を消しできるだけ遠くから噴霧散水して容器を冷却する。
漏出時の措置
  • ①換気を充分行い、容器弁を締めて漏れを止める。
  • ②漏れが止まらないときは換気を充分行い、漏れが止まるまで待機し、戻る時は酸素計で
    酸素濃度が18vol%以上を確認してから、戻ること。

取扱い及び保管上の注意

取扱いに際しての注意
  • ①ガスは吸入しない。
  • ②子供の手の届かないところで保管使用する。
  • ③高圧の状態で容器に充填されているので、取り出す場合には必ず減圧弁を用いる。
  • ④容器は換気の良い場所で使用する。
  • ⑤容器には転倒防止策を施し、使用時は固定する。
  • ⑥容器は乱暴な取扱いをしない。また容器弁はゆるやかに開閉し、ガス出口は人に向けない。
  • ⑦容器は常に40℃以下に保つ。
  • ⑧容器は圧力を若干残した状態で使用を止め、絶対に大気圧以下にはしないようにする。
  • ⑨容器を使用してない時は保護キャップを確実に取り付ける。
  • ⑩容器をローラーや型代わりなどの容器本来の目的以外に使用しない。
  • ⑪容器は使用後速やかに供給者に返却する。
保管に際しての注意
  • ①容器は換気の良好な乾燥した場所に保管する。
  • ②熱源や直射日光を避け、40℃以下に保つ。
  • ③容器には転落・転倒などを防止する処置を講ずる。
  • ④容器には保護キャップを確実に取り付ける。
  • ●危険性情報―不活性なガスで通常の状態では他の元素や化合物と反応しない。
  • ●有害性情報―高密度になると酸素の欠乏により窒息し、死に至るので、ガス漏れに注意し、室内の換気は充分に行う。
  • ●環境影響情報―分解性、蓄積性、魚毒性、いずれも知見無し。
  • ●参考文献
    化学便覧(口木化学会編)
    半導体プロセスガス安全データ集(特殊ガス工業会・SEMIスタンダード安全性部会編)
    ACGIH(米国産業衛生専門官会議)
  • ●記載内容の取扱い
    記載内容は現時点で入手できる資料や情報に基づいて作成してありますが、いかなる保証をなすものではありません。また注意事項、処置方法などは
    通常の取扱いを対象としたもので、特別な取扱いをする場合には、更に用途や用法に適した安全対策を講じられるようにお願い致します。
  • ●記載内容の問合せ先
    株式会社 ジャパンヘリウムセンター
    住所 川崎市川崎区小島町6番地2号
    TEL:044-277-1655 FAX:044-276-0649
  • ●高圧ガスの販売をする場合
    高圧ガスを販売する際は販売事業の届出をしなければなりません。各都道府県別に異なりますので、次のいずれかにお問い合わせください。
    東京都内の問合せ先=東京都庁(東京環境局環境改善部 環境保安課高圧ガス販売規制係)
    TEL:03-5388-3545 FAX:03-5388-1376
    その他の都道府県=高圧ガス保安協会(高圧ガス課) 
    TEL:03-3551-9571